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古来から海の宝石として人々に親しまれていたサンゴ。
ディズニーの『リトル・マーメイド』でも色とりどりのサンゴが描かれていますよね。
今回はそんなたくさんの色を持つサンゴの種類についてのお話。
日本人の肌に良く映える赤サンゴ
サンゴと言えば、赤いものを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
サンゴの中でも古来から愛されていたのは、赤サンゴでした。
その中でも特に濃い赤を持つ赤サンゴは、「血赤サンゴ」といい、サンゴの中でも最高品質とされていて、赤というよりも「紅」と呼んだ方が相応しいと感じさせる華やかな色をしています。
ちなみに、赤サンゴは主に日本で産出されているのですが産出量が年々減ってきているため、価値が上がり、今後どんどん値段が上がっていくと予想されます。
赤サンゴと瓜二つ紅サンゴ
赤サンゴに似ていますが、こちらの主な産出国は日本ではなく、イタリア。
紅サンゴは、赤サンゴよりも成長が速いのですが、水深が日本ほど深くないので、あまり大きくはなりません。
赤黒ければ、赤黒いほど価値が高いとされています。
桃色サンゴには幻のサンゴと呼ばれるものも
桃色サンゴも主な産出国は日本。
高知県では産出された桃色サンゴを彫刻したものが伝統工芸として、受け継がれています。
また、桃色サンゴの中でも優しい淡いピンク色のものは「ボケサンゴ」と呼ばれ、その産出の少なさから今では「幻のサンゴ」と呼ばれています。
深海サンゴは個性的なマーブル柄
ハワイで採れる深海サンゴは、これこそコーラルピンクだと思わせるような色のものや、白地にオレンジの美しいマーブル模様のものがあります。
天然の模様なので、同じ模様のサンゴは1つもない唯一無二の宝石です。
純白が美しい白サンゴ
白サンゴは日本近海はもちろん、東シナ海や、南シナ海など広い範囲で産出されているサンゴ。
中でも混じりけの無い純白や、象牙(ぞうげ)色の白サンゴは高級とされています。
とっても珍しい黒サンゴ
2006年の10月より輸入が禁止されていしまった黒サンゴ。
今では、ハワイ在住の漁師にのみ採取を許可されています。
お土産として売られているので、ハワイに行く機会があれば、ぜひ黒サンゴが売られていないか、お土産屋さんを覗いてみてください。
まとめ
真珠と並んで愛されている海の宝石、サンゴ。
サンゴはその種類によって様々な色があり、宝石として加工されることで、よりその色の美しさが引き出されるものでもあります。
特に血赤サンゴは、日本人に合う華やかな強い紅。
ファッションのアクセントになること間違いなしです。
また、サンゴは3月の誕生石でもあるので、3月生まれの人が見に着けると幸運が訪れると言われています。
他のきらめく宝石とは魅力が異なるので、気分を変えたいときなんかにも、もってこいのですよ。