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社会人になって、そろそろジュエリーが欲しいと思って、ジュエリーショップで値段を見るとびっくり仰天。
そんな経験はありませんか。
今まで使っていたプチプラのアクセサリーとゼロの数が明らかに違う。
商品によっては、2倍どころじゃないものもありますよね。
それでも諦めずに探してみると、1万円前後のジュエリーを発見。
「なんだ、これくらいのもあるのね。」
なんて思いながら、詳細を見てみると使っている石のところには「ジルコニア」という記載。
他のも見てみると1万円以下から3万円くらいのジュエリーには、ちょいちょい使われているみたい。
ジルコニアって何者なの。
今回はそんなジルコニアの正体についてのお話。
ジルコニアの正体は
ちょいちょい見かけるジルコニアという文字。
ショップによっては「czダイヤモンド」と記載されていたりします。
この「cz」というのは「キュービック・ジルコニア」を略したもの。
つまりは同じものなんです。
では、ジルコニアは一体何者なのでしょう。
そもそも、ジルコニアというのは、チタン族元素の1つであるジルコニウムの酸化物。
なんだか化学の授業みたいですが、つまりは人工的に作られた物質ということです。
そして、このジルコニアの特徴として、色が無色透明であること、ダイヤモンドのような輝きを放つことが挙げられます。
そう、ダイヤモンドのような輝きを放つんです。
大切なことなので2回言いました。
だからこそ、ダイヤモンドの代わりとしてジュエリーに用いられているのです。
ダイヤモンドとジルコニアに差はあるの?
ダイヤモンドの代わりとして使われているジルコニア。
果たしてその2つに差はあるのでしょうか。
結論から言いましょう、ダイヤモンドとジルコニアには3つの差があります。
1つずつ解説していきましょう。
お財布に優しいジルコニア
まず1つ目は値段。
これが1番大きな差と言っても過言ではないでしょう。
ジルコニアは人工で作ることができる物なので、ダイヤモンドに比べて値段はぐっと安くなります。
しかも、ダイヤモンドのような4C(ダイヤモンドの品質を評価する要素)の基準は当てはまりません。
カットはともかく、カラー、クラリティ(内包物の有無)は最高ランクのものが簡単に作れますし、カラット(重さ)もデザインに合わせて自由自在。
なので、本物のダイヤモンドだと給料まるまる使って買わなければならないジュエリーも、ジルコニアのものにすれば気軽に買うことができますし、なんならダイヤモンドのグレードによっては、ジルコニアの方が色や輝きが上なんてこともあり得るのです。
余談ですが、ダイヤモンドにはピンクダイヤモンドをはじめとする色のついたものがありますが、ジルコニアにも着色されたものがたくさん存在します。
カラーバリエーションは、ダイヤモンドの比ではありません。
だって人工石ですから、好きな色を好きなだけ作ることができるんですよ。
暗いところでの輝きはダイヤモンドの方が上
宝石の輝きを示す屈折率は、ダイヤモンドが単屈折で2.417に対し、ジルコニアが単屈折で2.15なので、肉眼で見ればその違いはほとんどわかりません。
しかし、暗い場所となると話は別。
ダイヤモンドが暗い場所でも輝きを失わないのに対し、ジルコニアは暗い場所ではその輝きが弱くなってしまうのです。
とはいえ、これだけ電気が普及している現代ですから、日常生活において暗い場所に長時間身を置くことはあまりありません。
基本的にオフィス等の屋内にいる時に、ジュエリーをつけようと考えているのであれば、そこまで気にしなくてもいいかもしれません。
曇るジルコニアと曇らないダイヤモンド
窓ガラスに息を吹きかけて曇ったところに落書きをした経験、誰しも1度はありますよね。
実はジルコニアも窓ガラス同様、息を吹きかけると曇ってしまい、なかなか消えないのに対し、ダイヤモンドは、熱伝導率がいいため息を吹きかけても全然曇りません。
しかし、ジュエリーにわざわざ息を吹きかけるようなこともありませんから、これもあまり気にしなくてもいいかと思います。
ただし、ジルコニアもダイヤモンドも、ハンドクリームなどの油分や皮脂による汚れから曇ることがあります。
なので、輝きが鈍くなってきたと感じたらお手入れしてあげることを忘れずに。
どちらも硬さを表すモース硬度が高い(ダイヤモンド10/ジルコニア8.5)ので、ぬるま湯に中性洗剤を溶かし、歯ブラシで磨くと見違えるようにきれいになりますよ。
洗った後は柔らかいタオルでしっかりと水分を拭いてあげましょう。
ただし、このお手入れ方法はダイヤモンドとジルコニアには有効ですが、他の宝石もついているジュエリーだと、宝石によっては水分で割れてしまうことがあります。
その場合は、乾いた眼鏡拭きなどで拭いてあげるといいですよ。
超音波洗浄機に入れる人もいらっしゃいますが、割れてしまうこともあるのでオススメできません。
まとめ
お財布に優しい価格帯のジュエリーによく使われている「ジルコニア」。
ショップによっては「czダイヤモンド」や「キュービック・ジルコニア」と記載されていますが、全て同じ人工石のことを指します。
ダイヤモンドのような輝きを持つことから、ジルコニアはダイヤモンドの代用品として使われているのです。
暗いところでは輝きが弱くなってしまったり、息を吹きかけると曇ってしまったりとダイヤモンドに敵わない部分はありつつも、ダイヤモンドよりも圧倒的に安いのが1番の魅力。
それに、ダイヤモンドのように4C が適応されないので、最高グレードのダイヤモンドと明るいところでの輝きは互角。
グレードの高いダイヤモンドは手が届かないとグレードを下げるのであれば、色も輝きも劣らないジルコニアの方がおすすめです。
それに値段が安いので、初めてのジュエリーにもいいですし、旅行など無くすのが心配な時に高いジュエリーをつけるのは、ためらってしまいますが、ジルコニアなら気軽につけられますよ。