色とりどりのサファイアの種類は虹色をも超えるバリエーション

コラム

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9月の誕生石のサファイアは、青い宝石として有名ですが、実は様々なカラーバリエーションを持つ宝石の1つ。

その種類の多さは、サファイアだけで余裕で虹ができてしまうほど。

今回は、そんなカラーバリエーション豊富なサファイアについてのお話。

キングオブサファイアであるパパラチアサファイア

サファイアの中の王、「キングオブサファイア」の称号を持つのは、実は青のサファイアではありません。

柔らかいピンクにオレンジをさしたような、蓮の花を思わせる甘い色を持つパパラチアサファイアこそが、キングオブサファイア。

しかし、なぜ青のイメージが強いサファイアの中で、蓮のような柔らかいピンクをもつパパラチアサファイアが王者として君臨しているのか。

その秘密は、希少性と美しさ。

パパラチアサファイアの希少性はとても高く、ただでさえ産出量が少ないのに、原石の中でも、蓮の花のような甘い色が出るのはごくごく僅か。

しかし、その甘美な美しさは一目見たらトリコになってしまいます。

それこそが王者でいられるゆえん。

ちなみに、パパラチアサファイアはとても肌なじみが良く、大人女子が身に着けると可憐で可愛らしい印象に。

ジュエリーショップで見つけたら、ぜひ1度身に着けてみてください。

もう手に入らない幻のコーンフラワーブルー

青いサファイアの中で最高とされるのが、コーンフラワーブルーサファイア。

透明感のある優しくて上品な青が特徴のコーンフラワーブルーサファイアですが、実は100年も前に鉱山が枯れてしまい、代わりとなる新しい鉱山も発見されていないので、新しいものはもう出てきそうにありません。

どうしても欲しい場合は、アンティークを探すしかない幻のサファイア。

私も1度お目にかかりたいものです。

手に入る最高の青はロイヤルブルー

コーンフラワーブルーサファイアと同様、高い評価を受けるのがロイヤルブルーサファイア。

こちらはまだ鉱山がかれていないので、現状手に入れることができる最高の青を持つサファイアです。

そんなロイヤルブルーサファイアは、深い青でありながらコーンフラワーブルーサファイアよりも透明感が高く、まるで深海のような美しさ。

また、名前に「ロイヤル」とつくことからも想像できる通り、ロイヤルブルーサファイアは英国王室において、王冠やティアラをはじめとする宝飾品に多く使われている欠かせない存在。

あの有名なダイアナ妃が、チャールズ皇太子からもらった婚約指輪がサファイアだったことが有名ですが、そのサファイアもおそらく、このロイヤルブルーサファイア。

ちなみに今では、2人の息子のウィリアム王子の妻、キャサリン妃がこの指輪を受け継いでいます。

ルビーと瓜二つのピンクサファイア

ルビーの中で唯一ピンクの名を持つ「チェリーピンクルビー」、ピンクサファイアはこのチェリーピンクルビーととても似た色をしています。

あまりにも似ているため、かつては「まだ熟していないルビー」なのだと考えられていたほど。

しかし、ピンクサファイアとチェリーピンクでは成分が異なり、チェリーピンクの方が価値があるとされています。

しかし、見た目には本当に瓜二つ。

美しさにおいては、大差ありません。

鑑定書を見せることもないのだし、ピンクサファイアの色が気に入ったのなら、それでいいではありませんか。

むしろ、ルビーより安く済んでラッキーですよ。

夕日のようなインペリアルサファイア

インペリアルサファイアの別名は「サンセットサファイア」。

夕日を思わせる鮮やかなオレンジ色はとても美しいだけではなく、身に着けるとポップな印象を与えてくれます。

ファッションの指し色から、主役にもなれちゃう使い勝手のいいサファイアです。

爽やかなイエローサファイア

レモンのような爽やかさを持つのがイエローサファイア。

パパラチアサファイアのような甘さは残しつつ、もっと爽やかにしたいときにうってつけのサファイアです。

そんなイエローサファイアの中でも、黄色が濃いものを「ゴールデンサファイア」といい、ハチミツレモンのような鮮やかで甘美な面持ちがあります。

オシャレな緑が特徴のグリーンサファイア

緑色の宝石というと、ついついエメラルドのような鮮やかな緑を想像してしまいますが、グリーンサファイアの緑はエメラルドほどの鮮やかさはありません。

少しくすんだ深い緑をしているので、アッシュグリーンといった方がわかりやすいかもしれませんね。

最近ではアッシュもすっかり定番のオシャレカラー。

アッシュの髪色にしている人は、ジュエリーもアッシュカラーでそろえることで、統一感が出て、さらにおしゃれ度が上がりますよ。

バイオレットサファイアの紫は他の宝石にも負けない

バイオレットサファイアは、アメジストのようなはっきりとした紫から、タンザナイトのような青紫まで、色にバリエーションがある宝石。

そのため、アメジストやタンザナイトが好きだけど、誕生石が着けたいという人には、まさにピッタリな宝石です。

誕生石は、思い入れもあって特別な宝石ですし、身に着けると幸運が訪れるとも言います。

しかし、アメジストは2月、タンザナイトは12月の誕生石。

身に着けても幸運はやってきません。

しかし、色の近いバイオレットサファイアなら、自分の好きな色の宝石であり、幸運も訪れます。

好きな宝石が、誕生石じゃなくても諦めなくていい、それがサファイアを誕生石に持つ者にだけ許された特権です。

2つの色が混ざり合ったバイカラーサファイア

アメトリンや、バイカラートルマリンなど、バイカラーの宝石って探せば意外とあるのですが、そんなバイカラーのなかでも希少とされるのがバイカラーサファイア。

バイカラーサファイアは、アメトリンのようにくっきりと色が分かれているのではなく、深い青と爽やかな黄色がマーブルのように混ざり合っています、

まるで紅茶の中にミルクを入れたときのような、完全に混ざり合っていないけれど美しい、あの優しい色のマリアージュ。

そんな美しい色のマリアージュを持つバイカラーサファイアは、光に当てるとそれぞれの色の良さも引き立てあって、なんとも言えない不思議で美しい輝きを見せます。

バイカラーサファイアの魅力は、実際に見てみるのが1番。

希少な宝石ですが、ジュエリーショップにあれば、是非覗いてみてください。

星が輝くスターサファイア

異端児はルビーだけでなく、サファイアにも存在します。

だってルビーとサファイアは兄弟ですから。

光をあびてキラキラと美しく輝く宝石も素敵ですが、くっきりとした六芒星を映し出すスターサファイアにも個性的な魅力があります。

また六芒星を美しく見せるためにちゅるんと丸いフォルムはどこか愛らしく、角度によって表情を変える六芒星にも愛着が湧いてしまいます。

まとめ

カラーバリエーション豊富な9月の誕生石、サファイア。

青い宝石として有名ですが、青いサファイアも1種類ではありません。

そんなサファイアを誕生石に持つ9月生まれさんは、選択肢が多くて羨ましい限りです。

ちなみに、誕生石を身に着けると幸運が訪れると言われているので、9月生まれさんには是非お気に入りの色のサファイアを身に着けてほしいものです。

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