産地によって全然違うエメラルド。その種類と変わり種をご紹介

コラム

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5月の誕生石として有名なエメラルド。

その歴史は古く、あの世界三大美女のクレオパトラもエメラルドを愛していたそう。

また、宝石界においては「宝石の女王」としても知られています。

そんな女王様には、どんな種類があるのでしょう。

世界最大産地のコロンビア産

エメラルドと聞いて、誰もが思浮かべるのは鮮やかなグリーンのエメラルドではないでしょうか。

そんな王道のエメラルドが採取されているのは、コロンビア。

コロンビアはエメラルドの最大の産地であり、流通しているエメラルドの50%はこのコロンビア産です。

コロンビア産の中でも、ムゾー鉱山で採れたエメラルドは、品質が高いことで有名。

購入の際には、産地だけでなく鉱山まで聞いてみるといいかもしれませんね。

鮮やかで華やかなエメラルドをお探しなら、間違いなくコロンビア産がおすすめです。

色が濃く透明度も高いザンビア産

コロンビア産のエメラルドよりも、もっと青みがかった色の濃いグリーンを持ち、より透明度が高いのがザンビア産のエメラルド。

コロンビア産のエメラルドよりも透明度が高い反面、輝きが劣るため、コロンビア産に次いで2番目に評価の高いとされています。

コロンビア産よりも、落ち着いた知的な印象のエメラルドをお探しなら、ザンビア産のものがいいでしょう。

風格漂うブラジル産

ブラジル産のエメラルドは深い緑色が特徴。

コロンビア産のものと並べてみると、違う宝石なのではないかと思うほど黒っぽい色をしています。

ちょうど木陰の下から木を覗いた時のような、黒っぽさを感じる深い深い緑色。

20~30代の大人女子には、コロンビア産かザンビア産のものがおすすめですが、お母様にプレゼントするのであれば、大人の風格漂うブラジル産も素敵です。

ちょっと風変わりな女王様

他とは一線を画すエメラルドキャッツアイ

エメラルドの中でも希少価値が高く、個性的なのがエメラルドキャッツアイ。

その名の通り、猫の目のような輝きを放つのが特徴なのですが、猫の目のように輝くためにはエメラルドの内包物(インクルージョン)が規則的に並ばなければならず、自然が生み出した奇跡の輝きと言えます。

キラキラと華やかな輝きよりも、落ち着いた輝きが好みなら、エメラルドキャッツアイがおすすめです。

マニア人気の高いトラピッチェエメラルド

トラピッチェとは、スペイン語で「歯車」を意味する「trapicho」に由来します。

でもなんで歯車なのか不思議ですよね。

実はこのトラピッチェエメラルドには歯車のように、6本の黒い線が交差しているのです。

ちょうどピザを6等分したときのような模様です。

この一風変わったエメラルドは、あまり知られていませんが、宝石マニアの間では大人気なんですよ。

まとめ

5月の誕生石であり、クレオパトラも愛した宝石の女王、エメラルド。

ひとくちにエメラルドと言っても、産地によってグリーンの色味がかなり異なるので、自分の肌にはその産地のエメラルドが似合うのか、見比べてみるのも楽しいです。

ちなみに、20~30代の大人女子には、コロンビア産かザンビア産のものがおすすめです。

また、普通のエメラルドじゃ満足できないなら、エメラルドキャッツアイや、トラピッチェエメラルドも探してみるといいでしょう。

ただし、エメラルドはとてもデリケートな宝石。

扱いには注意しましょう。

特に重ね付けは、最悪の場合エメラルドが破損する原因になるので避けましょう。

女王様は孤高に1つだけつけるのがおすすめです。

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