8月の誕生石は、黄緑が爽やかでかわいいペリドット。
実はペリドットには、「夜会のエメラルド」という別名があるのをご存知でしょうか。
エメラルドは言わずと知れた宝石の女王。
つまり、夜会では宝石の女王にも劣らないという意味です。
では、なぜこのような別名が付いたのか。
そのカギを握るのが、ペリドットの輝き。
基本的に宝石は、太陽の光の下と、照明の光の下では、輝きに差があります。
当然、より光の強い太陽の光の下の方が、強く輝くのです。
しかし、ペリドットはひと味違う。
太陽の光の下と変わらない輝きを、照明の光の下でも見せてくれるのです。
黄緑色の鮮やかさも、太陽の下とまるで遜色ありません。
だからこそ宝石の女王の名を借りて「夜会のエメラルド」と呼ばれるのです。
今回はそんな8月の誕生石、ペリドットのお話。
国を超えた神聖な石
実はこのペリドット、あの隕石と成分がほとんど同じということをご存知でしょうか。
まれにペリドットが含まれている隕石もあり、その類似性は極めて近いことがわかります。
地球で採れる宝石と、宇宙から降ってくる隕石がほぼ同じなんて、なんだか不思議ですね。
そんなペリドットの宝石言葉は「平和」と「幸福」。
古代エジプトでは、ペリドットは「黄金の太陽」を象徴する石とされていました。
この頃は太陽信仰が盛んでしたから、ペリドットは神聖視され、「神々しい光となって世界を照らし、暗闇を吹き飛ばして悪を退散させてくれる」と考えられていました。
ペリドットを神聖視していた国は他にも。
ハワイでもペリドットは「女神ペレの涙」として、神聖視され、「邪悪な物を焼き尽くし、全てを浄化する」と考えられていたのです。
ちなみに女神ペレとは炎の女神。
面白いことに、エジプトでもハワイでも、「悪いものを取り払う」神聖な石とされていたペリドット。
悪いものが取り払われると、残るのは平和や幸福。
ペリドットの宝石言葉はここからきているのですね。
ゴールドとの相性が抜群
ペリドットには、赤や青など他の色を持つものはありませんが、ライムのような明るい黄緑から、オリーブのような深い緑といった色の幅を楽しめる宝石。
オリーブのような深い緑のペリドットの方が価値が高いとされていますが、20~30代の大人女子には、明るい黄緑のペリドットの爽やかさも似合います。
また、ペリドットはゴールドとの相性が抜群。
シルバーと合わせたとき以上に可愛らしい輝きを見せてくれます。
なので、イエローベースの肌の色にピッタリ。
パーソナルカラーがスプリングの人にはライムグリーンのペリドット、オータムの人にはオリーブグリーンのペリドットがおすすめです。
まとめ
太陽の光の下で見せる輝きと、照明の下で見せる輝きの差がないことから、「夜会のエメラルド」と呼ばれるペリドット。
だからこそ、黄金の太陽とされたり、炎の女神ペレの涙と言われ、人々に崇拝されていたのでしょう。
そんな輝きに満ちた8月の誕生石ペリドットは、ゴールドとの相性が抜群。
なので、イエローベースの肌に合わせると、肌のトーンは明るく、ペリドットの輝きも増して見えるのです。
誕生石は身に着けると幸運が訪れると言われています。
パーソナルカラーがスプリングの人は、爽やかで明るいライムグリーン。
オータムの人は、知的でおしゃれなオリーブグリーンのペリドットを身に着けると、肌なじみもよく、おすすめです。
ぜひ参考にしてください。